自宅におすすめなアクアリウム
自宅へ満足できるアクアリウムを設置する方法
2024年現在、自宅でアクアリウムを鑑賞し楽しまれる方が非常に増えました。
今までは、金魚や熱帯魚などの生き物を飼育し楽しむという一部の愛好家が趣味として楽しむ世界でした。
しかし、ここ最近は、インテリアショップや園芸店でも小型水槽やガラスのボトルアクアリウムを展示するようになったこと、美しいメダカが登場したことでメダカブームとなったこともあり、これから益々アクアリウムの世界は多くの方を熱狂させ広がっていくものと言えるでしょう。
ただ、その一方でなかなかアクアリウムを上手に飼育することができない、水槽機材の使い方や水質調整などに四苦八苦しご相談を受けるケースも増えているのが現状です。
そこでここでは、はじめてアクアリウムをご自宅で楽しみたいといった方へ向けて、水槽サイズや機材の選び方を中心に業界21年の現役プロがやさしく解説いたします。
水槽設置場所を決める重要ポイント
アクアリウムを置きたい、でも自宅のどこへ設置しようか。
室内のスペースを見渡し、ここなら水槽を置くことができそうだと、はじめてアクアリウムの設置を検討する場合は考えがちです。
じつは、アクアリウムの設置をする場合は、下記5つの注意点があります。
- 床の強度
- 水槽運搬動線
- 設置スペースに余裕を持つ
- 直射日光が当たる場所は避ける
- 室温変化が起こる場所は避ける
それぞれ、詳しく説明いたします。
水槽設置をする床の強度について
建築基準法では、住宅の居室の床は1平方メートルあたり180kgに耐えられることと定められています。
ただし、床が破壊されないという意味に近く、実際には床がたわんだり下がったりするのも、ある程度許容されている数値とされています。
そのため、120センチを超える大型水槽を置く場合は、その建物の建築や内装業者へ相談し、希望の水槽サイズで設置可能なのか必ず確認をしましょう。
水槽の運搬動線について
ソファやベッドなどと同様、水槽や水槽台は非常に大型となるケースもあるため、水槽設置場所までスムーズに運び入れることができるか必ず確認をしましょう。
もし、自分自身で確認するのが不安な場合、水槽重量と合わせて弊社へ事前にご相談くださいませ。
お客様お立ち合いのもと、現調・採寸をさせていただきます。
失敗することなく安心してアクアリウムが導入できるため、とてもおすすめです。
設置スペースに余裕を持つ
例えば、水槽を置く予定としている場所の横幅が60センチあった場合、そこへギリギリ60センチの水槽を設置することは多くのケースで難しいと言えるでしょう。
その理由として、まず水槽より水槽台が数センチ大きく設計されていることがあるため、水槽台が収まらないケースが考えられます。
また、アクリル水槽は水を入れると若干膨張することもあり、水槽サイズより多少クリアランスを設けなけらばなりません。
奥行きについても、水槽背面にろ過フィルターを設置する場合や、ホースや電源コードなどを設置するスペースを設ける必要があるため、水槽背面の壁から5センチ以上は離して設置する必要があります。
直射日光が当たる場所は避ける
水槽は窓の近くなど、直射日光が差し込む場所へは設置しないようにしましょう。
日光が当たる水槽は、緑のコケや藻が大発生してしまう可能性が極めて高く、水槽管理を難しくしてしまうからです。
また、水温を上昇させる可能性もあり、とくに夏場の水温調整に支障をきたすことも。
どうしても窓の近くに設置するなら、カーテンを設置する、水槽背面に黒色のシートを貼るなど対応するようにしましょう。
室温変化が激しい場所は避ける
室温変化があるということは、水温変化が起こりやすいということです。
最も水温変化が起こる可能性がある場所として、玄関やエアコンの近くです。
玄関は人の出入りによって、外気が入り込むことで水槽の水温変化を招きます。
エアコンは、作動している時としていない時で、水槽水温の変化を引き起こします。
水温変化は観賞魚飼育を難しくさせる理由の1つでもあり、水温変化により白点病などの病気を引き起こしやすくなってしまいます。
なるべく、室温の変化がない場所を選ぶようにしましょう。
以上5点がとくに重要なので、必ず事前に確認をしましょう。
また、コンセントが近くにある、水道が近くにあることを踏まえて設置場所を考えるのも良いでしょう。
もし離れている場合は、コンセントは延長コードで対応、水道は長いホースを使って直接給排水をすることもできますが、水道水を直接給水する場合は、浄水器や水温調整して注ぐ必要があります。注意しましょう。
おすすめの水槽サイズについて
水槽を設置するスペースを見つけたら、いよいよ設置できそうな水槽を検索することになります。
まず大前提として、水槽は大きければ大きいほど、水質変化や水温変化が少なく管理がしやすいということを覚えておいてください。
とは言え、大型水槽は自信ないからできない、不安だと思われる方も多いはずです。
しかし、大型水槽は性能が優れたろ過フィルターなども自由に選べることが多く、飼育する生き物に合わせてカスタマイズしやすいため、小型水槽よりコケや藻に悩まされるケースも少ないものです。
以上のことから、横幅60センチ×奥行き30センチ×高さ36センチの標準60センチ水槽を1つの基準とすると良いです。
60センチの標準水槽は、数ある水槽サイズのなかでも、専用機材が豊富に発売されているため、近くのお店でも入手可能なことが多いのも特徴です。
もし、私のおすすめはと聞かれたら、横幅90センチ×奥行き45センチ×高さ45センチの水槽が、見た目のバランスもよく様々な種類の熱帯魚を飼育することもできるため、とてもおすすめです。
お洒落なアクアリウムを置くコツ
水槽サイズを決めたら、よりお洒落な水槽を作る方法をお伝えします。
まず、水槽ですが、オールガラス水槽かアクリル水槽選ぶようにしましょう。
安価な水槽では、水槽にプラスチック製の黒い縁などに覆われているものがありますが、お洒落さを求めるなら縁がないオールガラス水槽かアクリル水槽がおすすめです。
水槽台は、できれば特注で水槽台を製作しましょう。
市販の既製品は、MDFという材質でできていること、組み立て式であるため、安価で入手できるメリットはありますが、正直デザイン性はもう一歩といったところです。
壁面埋め込み水槽
新築の自宅を設計する場合、壁に水槽を埋め込むといった施工もすることができます。
これは、水槽を設置する上で動線も邪魔することなく、インテリア性も高い最高峰のアクアリウムデザインの1つと言えるでしょう。
海外では、3メートルを超える大型水槽の設置が珍しくなく、リビングや室内の壁におしゃれに埋め込んで大型アクアリウムを楽しむ方が多いものです。
壁面埋め込み水槽は、最初の設計段階で水槽のメンテナンス開口部や機材設置場所の指示が重要となってきます。
打ち合わせに、アクアレンタリウムなどの水槽設置業者も同席させ、専門家の知見や指示をさせるようにしましょう。
アクアリウムを設置するなら専門家へ
本記事をご覧いただきイメージは何となくわかったけど自分でできるか不安という方は、一度弊社へご相談ください。
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